コラム

データセンターのサーバー撤去の注意点!データセンターとクラウドに関する基礎も解説

IT関連の企業で働いていると耳にすることが多い「データセンター」という言葉ですが、そもそもデータセンターとは何なのか、クラウドとの違いとはどこにあるのかご存知でしょうか?ここでは、データセンターとクラウドの違いなどの基礎知識に加え、データセンター移設時などに必要なデータセンターのサーバーの撤去や廃棄の際の注意点など、役立つ情報をお届けします。

データセンターとは

データセンターとは、コンピュータ機器やネットワーク装置などをまとめて設置し、管理・運営する施設のことです。サーバーなどのコンピュータ機器を社内に設置する場合は、一般的にサーバールームなど専用の部屋を設け、その中にコンピュータ機器をまとめて設置することで、業務の中で使用する様々なオペレーションやデータベース、いろいろなシステムを稼働させています。

ですが、社内にスペースがなかったりセキュリティ面に不安があったりする場合には、コンピュータ機器を管理する場所を社外に用意しなければならない場合があります。この施設を、データセンターと呼ぶのです。企業がデータセンターを利用する目的としては、社内にスペースが無いからというだけでなく、様々な理由があります。

データセンターを利用する目的①災害対策

災害などから社内のコンピュータシステムを守るためにデータセンターを活用する企業は少なくありません。会社自体が災害に弱い立地にある場合や万が一に備えたリスク管理の一環として、災害対策が徹底されたデータセンターを活用し、重要な情報を管理するのです。

データセンターを利用する目的②セキュリティ対策

データセンターを活用する目的としては、セキュリティ面での対策も理由としてあげられます。社内でサーバールームを設置するにはセキュリティ面に不安があるという場合は、入退館時のチェックや監視がより厳しくされたデータセンターを活用し、安全なシステム管理を委託するのです。

データセンターを利用する目的③環境対策

湿度や温度からコンピュータ機器を守るという目的で、データセンターを利用する企業も多いです。大量のIT機器が設置されるデータセンターでは、それらの機器が安全にそして最適な環境で稼働できるように、しっかりとした空調・湿度管理がされています。社内にサーバールームを設けて空調管理が可能な企業は問題ありませんが、そうではない場合、社外のデータセンターを活用することで、コンピュータ機器に適した温度・湿度管理を行うことができるのです。

データセンターとクラウドの違いって?

データセンターと類似の設備としては、クラウドがありますね。データセンターとクラウドの違いがよくわからないという方も少なくないようです。データセンターとクラウドの違いを改めて確認してみましょう。

データセンターとは

データセンターはすでにお話したように、サーバーなどのコンピュータ機器まとめて設置し、管理・運営する施設のことをいいます。専用の施設でまとめて管理することで、安全面での環境面でも、コンピュータ機器にとって最適な状態を整えることができます。

データセンターのサービスには、コンピュータ機器のみを預けて運用は自社で行う「ハウジングサービス(コロケーションサービス)」とコンピュータ機器の管理・運用をまとめて委託することができる「マネージドサービス」の2種類があります。

サーバーは企業の大事なシステムや情報を保存するために欠かせない存在です。そのため、厳重な管理が必要になります。データセンターを活用することで、厳重な管理・保管により安全に業務を遂行することができます。

クラウドとは

クラウドとは、クラウドコンピューティングの略称です。これまでは、企業の重要な資産である顧客情報や取引先の情報、各種システムなどは、社内やデータセンターに設置されたサーバーに保管する企業がほとんどでしたが、最近ではクラウドサービスを利用する企業も増えています。

クラウドサービスとは、オンラインストレージやクラウドストレージと呼ばれることもあり、インターネットを経由してデータを保管したり、システムを共有したりするこができるサービスのことです。自社でサーバーを用意する必要がなく、インターネットが使える環境とパソコンさえあれば、どこからでもクラウドにアクセスし、必要なデータの取り出しや保管が可能です。

データセンターからのサーバーを撤去する際の注意点

データセンターの移転が決まった場合や、サーバーが不要になった場合などに、データセンターからサーバーの撤去が必要になることがあります。データセンターからサーバーを撤去する際には、様々な面から注意を払う必要があります。ここからは、データセンターからサーバーを撤去する際に気をつけたい注意点を、3つの項目でご紹介します。

サーバー撤去の注意点①サーバー廃棄の前にはデータ消去が必須

不要なサーバーをデータセンターから撤去してそのまま廃棄する場合は、サーバー内に保存されたデータを完全消去する必要があります。データを完全消去しない状態で廃棄してしまった場合、情報流出の原因となってしまう可能性があるためです。

法人利用していたサーバーに保存されていたデータには、膨大な情報が含まれています。万が一、顧客情報や取引先の情報などが流出してしまった場合、企業の信頼に関わる問題となるだけでなく、犯罪に利用されてしまう危険性もあります。

社内での対応も可能ですが、可能な限り専門の業者に依頼して徹底的にデータを消去してもらうようにしましょう。

サーバー撤去の注意点②分離発注か?一括発注か?

データセンターからサーバーを撤去する場合、様々な手順を踏む必要があります。サーバーのアンラック作業や運搬、移転の場合にはコンピュータ関連機器全般の移設、更には煩わしい配線などまで煩雑な作業が数多く存在します。

サーバーのアンラックにはアンラックや撤去専門の業者が存在し、機器の運搬も運送会社などが存在しますが、それぞれの作業を分離発注で依頼してしまうと、作業ごとに料金が発生するためコストがかさみやすくなります。できるだけコストを抑えたいと考えるなら、すべての作業を一括発注できる業者を選ぶことが重要になります。

全ての作業を一括発注できれば、無駄な作業が減ることでコストを大幅に削減することができ、更に信頼できる業者1か所に依頼すれば済みますからいちいち作業ごとにセキュリティ面などを確認する必要もありません。手間も抑えられ、安心してサーバーの撤去を行うことができます。

サーバー撤去の注意点③不必要なIT関連機器の処分は?

データセンターの移設などでサーバーの撤去が必要になると、中にはサーバー以外にも不必要なコンピュータ関連機器が出てくる可能性があります。不必要なIT関連機器を処分したいと考えた場合、そのまま廃棄してしまう方法もありますが、より無駄のない方法をお選びになりたいなら不要なコンピュータ関連機器の買取まで行ってくれる業者を選ぶことをおすすめします。

サーバーの撤去やデータセンターの移設後に買取に出しても構いませんが、その分手間が増えたり運搬代や見積もり費用など費用がかさんでしまう可能性があるため、サーバーの撤去の際にそのまま買取まで行えるような対応のできる業者を利用するようにしましょう。

データセンターからのサーバー撤去もアクシスコンピューテックへ

データセンターからのサーバーの撤去にはとても煩雑な手間がかかります。手間なく安全にサーバー撤去を行うなら、アクシスコンピューテックのコンピュータ機器撤去サービスをご利用ください。

アクシスコンピューテックでは、データセンターからのサーバーのアンラック作業・撤去に加え、不要なサーバーからのデータ消去やデータセンターのコンピュータ機器全般の運搬、移設、更には不要なIT関連機器全般の買取までワンストップで行っています。

アクシスコンピューテックでは分離発注を行わず、すべての作業を一括発注で行っているため、無駄な作業を削減してコストを抑えることが可能です。データ消去も一括で行うことができるため、個人情報保護の観点からも安心してお任せいただけます。

データセンターからのサーバー撤去をお考えの際には、ローコストで安全なアクシスコンピューテックへぜひご相談ください。

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