コラム

サーバー廃棄業者はどう選ぶ?サーバー廃棄における企業の法的責任とは

企業の業務に欠かせない存在であるパソコン。不要になったパソコンは廃棄する必要がありますが、企業で使用するパソコンやサーバーなどの廃棄は、一般家庭でのサーバーの廃棄以上に注意が必要です。企業で使用していたサーバーの廃棄の際、廃棄業者はどのように選べば良いのでしょうか?企業のパソコンやサーバーの廃棄に関する法的責任などを踏まえて、廃棄業者の賢い選び方を解説します。

サーバーやパソコンの適切な廃棄処理は企業の責任?!

企業内で使用したサーバーやパソコンは、法的には産業廃棄物となります。廃棄する際には、産業廃棄物の処分における責任を企業側が負うことになるのです。

産業廃棄物を排出する企業には、自らの責任で適正な方法を取って産業廃棄物を処理する義務があります。廃棄物の処理は産業廃棄物処理業者などに委託することができますが、その場合も自治体が許可をした業者に委託する必要があります。

さらに、パソコンやサーバーなどの産業廃棄物の処理を業者に委託する場合は、国が定める委託基準を守り、書面で契約書を交わす必要があります。その際、企業は「マニフェスト」と呼ばれる産業廃棄物管理票を交付し、廃棄物を厳正に管理する必要があるとされており、企業がサーバーやパソコンを廃棄する際には、これらのような決まりを守る必要があるのです。

サーバーやパソコンをリサイクル業者や産業廃棄物処理業者などに渡してしまえばあとは関係ないと思ってしまう企業の方が多いかもしれませんが、リサイクル業者や産業廃棄物処理業者などに廃棄処理を委託する際も、業者選びをはじめとする全ての責任は企業側にあると考えられているため、適正な方法を取らないと企業側が懲役刑や罰金刑に課されてしまう可能性もあるのです。

企業の法的責任を果たすためにも、サーバーやパソコンを廃棄する際は、適切な業者選びが大事なのです。

サーバーの廃棄業者はどうやって選ぶ?

ここからは、サーバーの廃棄業者の正しい選び方を詳しく解説していきます。サーバーの廃棄を委託する業者は、どのような基準で選べば安心して任せることができるのでしょうか?サーバーの廃棄業者選びに悩んでいる担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

「無料」に騙されない

サーバーの廃棄業者には様々な会社があります。少しでも多くの顧客を集めようと、「無料で回収」「無料でデータ消去」など無料サービスを提供している業者は数多く、費用を抑えたい場合は大変魅力的に見えます。ですが、データ消去や廃棄には費用がかかるのが当たり前ですので、安易に「無料」に飛びつくのは控えた方が良いでしょう。

特にデータ消去に関しては「無料」となると消去が不十分だったり、廃棄費用にはじめからデータ消去の費用が含まれているだけだったり、データ消去証明書の発行がなかったりといった不都合が生じてしまう可能性もあります。特に企業のサーバー廃棄やパソコンの処分の場合は、費用の面だけを意識しすぎないように念には念を入れて業者を選ぶようにしてください。

許可があるか確認する

サーバーの廃棄業者やサーバーラックなどの運搬業者は、必ず自治体が許可をした業者を選ぶようにしましょう。国が定めた産業廃棄物処理における企業の責任のひとつに、産業廃棄物の処分業者は許可のある業者を選ぶことが定められています。

自治体が許可を出しているか否かは、サーバーの廃棄業者を選ぶ際の大きな基準のひとつとなります。

サーバーの廃棄業者だけではありませんが、産業廃棄物処理業者には必ず自治体から配布された10~11桁の許可番号があります。この許可番号には許可を出した都道府県や政令市、業種や各処理業者固有番号などの意味があり、これを確認するだけでその業者がきちんと許可を得ているか否かがわかります。

大方の業者がホームページで許可番号を公表していますので、廃棄を依頼する際には必ず確認するようにしましょう。許可番号の照合ができるサービスなどもWeb上にありますので、活用して確認するようにしましょう。

契約書を締結する

産業廃棄物処理における企業の責任のひとつに、産業廃棄物処理業者に処理を委託する際には書面で契約書を締結する必要があると定められています。

サーバーの廃棄業者の中には、コストを削減する名目で契約書を書面で締結しない業者もあります。企業としてもコスト削減はありがたいことですが、法的な責任を果たし、安全に処分するためには、書面での契約書の締結は欠かせないものなのです。

データ消去方法が適切か確認する

業者にサーバーの廃棄やパソコンの廃棄を依頼する場合、最も気になるのがデータ消去方法です。企業のサーバーには多くの秘匿情報が保存されており、そのままにしてしまうと個人情報の流出などの危険性があります。

業者によっては、データ消去方法に違いがあり、適切な方法を取っていない業者もあります。それどころか、反社会勢力との関係があり、企業のサーバーから個人情報などを入手して流出してしまうような業者も存在している可能性があります。

きちんと自治体から許可を取って、情報をホームページなどで公開している業者であれば問題ないかと思いますが、依頼の際にデータ消去の方法は必ず確認しておくようにしましょう。データ消去をしてもらった後はデータ消去証明書の発行も忘れずに依頼するようにしましょう。

アンラック作業や撤去、運搬も対応可能か

サーバーの廃棄の際に盲点となりやすいのが、サーバーのアンラック作業やサーバーラックの撤去、運搬など。業者によってはそこまでは見積に含めていないというケースもあり、急遽他の業者に依頼しなければいけなくなってしまう場合もあります。

アンラック作業は様々な配線の処理などが必要になるため、社内では難しい場合もあります。アンラック作業やサーバーラックの撤去を別の業者に依頼し、運搬も運搬業者に依頼するとなると、それだけ費用がかさんでしまいやすくなります。

安全に作業を進め、尚且つコストを削減するためには、アンラック作業やサーバーラックの撤去、運搬なども一括で対応してもらえるかどうか、事前に業者に確認するようにしましょう。サーバーの廃棄業者を選ぶ際の決め手のひとつになるはずです。

企業のサーバー廃棄やパソコン処分はアクシスコンピューテックへ

企業のサーバー廃棄やパソコンの処分には、家庭でのパソコンの処分以上に念を入れる必要があります。企業で使用していたサーバーやパソコンは、処分する際には産業廃棄物とされ、企業は国で定められた責任を負うことになります。つまり適切な処分を行う業者をしっかりと選ばなければ、企業の方が罰金刑や禁固刑を科されてしまう可能性があるのです。

企業の安全なサーバー廃棄やパソコンの処分なら、アクシスコンピューテックにお任せください。アクシスコンピューテックでは、お客様が利用されていたサーバーやパソコンの記録媒体に保存されているデータを安全に消去し、機密情報の流出を防ぎます。

さらに、アクシスコンピューテックではサーバーのアンラック作業からデータ消去、買取などすべての作業をワンストップで対応しています。すべての作業を分離発注せずに一括発注で対応することで、無駄な作業やコストを抑えることにつながりコストを大幅に削減することができます。

余計な手間を抑えながら低価格で安全にデータ消去から処分まで行うことができるため、企業のサーバー廃棄やパソコンの処分には非常に効率的なサービスです。

企業のサーバー廃棄やパソコンの処分はアクシスコンピューテックへぜひご相談ください。
サーバーの廃棄に関するご相談はこちら>>>