コラム
ハードディスクの処分方法とは？無料で処分できる？
ハードディスクには企業の重要なデータが記憶されています。そんなハードディスクを処分するとき、どんな方法がいいか迷いますよね。無料で処分できるに越したことはありませんが、情報漏洩のリスクも考慮しなければいけません。ハードディスクの処分費用は抑えたい、中身のデータは完全に消去したい、できれば無料で処分したい、そんな要望を叶えるハードディスクの処分方法はあるのでしょうか？ここでは、費用を抑えながらハードディスクを安全に処分する方法について詳しくご紹介します。
ハードディスクの処分方法！無料で処分したいときはどうする？
ハードディスクとはデータを保存するための記憶装置です。ハードディスクには内蔵タイプと外付けタイプがあり、Hard Disk Drive （HDD）やSolid State Drive（SSD）という種類がありますが、現在多くの企業で使用されているのはHDD内蔵型のパソコンです。パソコンの中では磁器の力でHDDが回転し、データを読み込んだり取り出したりしています。ハードディスクを無料で処分したいときに簡単にできるのは、このHDDを破壊することでデータを消去するという方法です。やり方と注意点をまとめていきます。
破壊するハードディスクをパソコンから取り出す
まずは破壊するHDDをパソコンから取り出しましょう。デスクトップもノート型パソコンも、HDDの取り出し方は基本的に同じです。
- プラスドライバーで本体の固定されているネジを外す
- ドライバーを使ってハードディスクを固定しているカバーのネジを外す
- ハードディスクを取り出す
まずはプラスドライバーで本体を空けて、ハードディスクを取り出しましょう。シールでおおわれている部分をめくると、ネジ穴が見えます。このネジ穴が星型の場合はトルクスという先端が星型のドライバーを使用する必要があります。
トルクス（先端が星形のドライバー）がない場合、ハードディスクのケースごと破壊することもありますが、ケースが頑丈なため中まできちんと破壊できているかは分かりません。ケースから出してディスク自体を破壊したほうがデータを壊すことができます。
ハードディスクの破壊方法とは？
パソコンから取り出したハードディスクの破壊方法ですが、多くの方が次のような方法でハードディスクを破壊しています。
- 水没させる
- 電動ドライバーで穴を空ける
- 踏みつける
- ハンマーで叩いて凹みを作る
- HDD破壊器を使う
ハードディスクを水没させる場合は、長時間水に沈めるようにしましょう。無料でハードディスクを処分する方法としては、ドライバーで穴を空けたり、石などの上で踏みつけて曲げたり、ハンマーで叩いて粉砕するといった方法をとられる方が多いようです。手軽に破壊するHDD破壊器も販売されていますが、料金は高額です。
ハードディスクの処分、その方法で大丈夫？
これまで、ハードディスクは叩いたり穴を空けたり水没させたり…といった方法で破壊することができ、破壊したハードディスクからはデータが読み取られる可能性が低いと考えられてきました。しかし、素人がハードディスクを処分する場合、この方法でデータを完全に消去できたかどうか、その保証はありません。あくまでも自己責任です。中途半端な破壊方法では、データ復旧が可能な場合も少なくありません。
特に企業で使用しているハードディスクを処分する際は、本当にその方法でデータ消去ができているかどうか、しっかりと確認する必要があります。
ハードディスクを安全に確実に、かつ無料で処分する方法はある？
ハードディスクを無料で処分する方法として、ハードディスクを破壊する方法をいくつかご紹介しましたが、他にも無料で処分する方法はたくさんあります。企業で使用しているハードディスクを処分する際は、無料であってもデータ消去までを確実に行える方法を選ぶことをおすすめします。
家電量販店で処分する
全ての家電量販店というわけではありませんので確認は必要ですが、パソコンなどのハードディスクを無料で引き取り、データ消去も行ってくれる家電量販店はあります。ただし、台数が多い場合などは条件が変わってくることもあるため、希望の条件で対応可能かを事前に問い合わせてみましょう。
コンピュータ関連機器専門の買取業者に売却処分する
コンピュータ関連機器専門の買取業者に依頼して、パソコンごと売却してしまう方法もおすすめです。比較的新しいモデルのパソコンや、状態の良いパソコンであれば高額査定してもらえる可能性もあり、思わぬ臨時収入となるかもしれません。買取業者の多くはデータ消去も対応してくれますが、無料・有料はそれぞれ条件が異なりますので、事前に確認しましょう。たとえ有料であっても、買取金額とデータ消去費用を相殺することで、大幅にコストを抑えることが可能です。
産業廃棄物処理業者に依頼する
産業廃棄物処理業者のなかには、ハードディスクを無料で回収してくれる業者もあります。ただし、大量のパソコンやサーバなどのハードディスクを処分するときは、運搬費用を別途支払わなければならないこともありますので、完全に無料とは言い切れません。
また、産業廃棄物処理業者の多くは廃棄するだけなので、ハードディスクに残されたデータの消去は事前に行っておかなければいけません。
地方自治体の小型家電回収ボックスを活用
地方自治体のなかには、品目や大きさなどの条件を定めたうえで、条件に該当する小型家電を無料で回収しているところがあります。回収した小型家電は地方自治体が責任をもって処分します。パソコンの回収も対象となるケースがあるため、個人のパソコン程度でしたら。小型家電回収ボックスを活用するのも良いかもしれません。
ただし、小型家電回収ボックスは設置型であることがほとんどです。地方自治体が管轄する施設や地域のスーパーなどの回収ボックスが設置されていますが、ボックスごと盗難にあうといったリスクも考えられます。小型家電回収ボックスはハードディスクを無料で処分できる方法ではありますが、ハードディスクのデータ消去が確実に出来ているパソコンやハードディスクのみ活用するのがおすすめです。
ハードディスクの処分で大事なポイントは？
企業で使用しているハードディスクの処分方法を検討されているのであれば、重要なポイントは次のとおりです。
- 企業の重要な情報やデータが漏洩しない処分方法を選ぶ
- お客様や従業員の個人情報が漏洩しない処分方法を選ぶ
- 資源有効利用促進法に基づいた方法で処分する
ハードディスクを処分する際は、企業の責任として、自社・取引先・お客様の情報が漏洩しないか、細心の注意をはらわなくてはなりません。また、現在は企業も個人も資源有効利用促進法に基づいた回収方法が義務付けられているため、きちんと法律に則った方法で処分することが重要です。世界中でエコ活動が行われるなか、それに反した行為は企業の信用を大きく失う可能性がありますので注意しましょう。
ハードディスク処分はアクシスコンピューテックへご相談ください
ハードディスクの処分方法についてご紹介しましたが、最も安全に確実に処分する方法はコンピュータ機器専門業者に一括して処分を依頼することです。
アクシスコンピューテックはデータ消去（証明書発行）・回収・買取などの作業を一本化させることで大幅なコストカットを実現しています。処分や買取以外にも、コンピュータ機器関連でお困りのことがあれば、全力でサポートさせて頂きます。ハードディスクを含む、コンピュータ関連機器の処分についてはアクシスコンピューテックにお気軽にご相談ください。
