コラム

ストレージ買取は可能?ストレージとメモリの違いやストレージ処分の注意点も

デジタル機器を使用する際に欠かせないのがストレージ。特に膨大な情報を管理する必要がある企業(法人)の場合は、ストレージの利用は必ず必要になります。今回は、ストレージとメモリの違い、ストレージの買取は可能なのかなど、ストレージの基礎知識と不要になったストレージを処分する際の注意点などについて解説します。

ストレージとは何?

最初に、ストレージに関する基礎知識について、おさらいしておきましょう。

ストレージとは、データを保存しておく装置やシステムをあらわす総称です。HDDやSSD、馴染みのあるところでいえばCDやDVDなどもストレージに含まれます。

ストレージの基本的な役割としては、膨大な数になったデータを蓄積しておくことと、それを必要な時に参照することです。それぞれ「書き込み」「読み込み」という別々の操作によって可能です。

この読み込みや書き込みの処理速度や容量が、ストレージの種類によって異なります。ストレージには様々なものがありますが、利用する目的やシーンによってストレージを選ぶようにすることが必要です。

現在ではクラウドの発達により、インターネットにストレージを設けてデータを保存しておく仕組みも一般的になっています。より幅広い使用目的に適したストレージの登場によって、企業での法人利用なども増えています。

ストレージとメモリの違いって何?

ストレージと類似のものとして、「メモリ」があります。いずれもデータを保存して(書き込み)必要な時に参照する(読み込み)ものですが、一体どのような違いがあるのでしょうか?ストレージとメモリの違いについて、詳しく解説します。

ストレージとは

ストレージは基本的に、保存したデータを“永続的に保管する”場所とされています。ストレージは「補助記憶装置」とも呼ばれ、半永久的にデータを保存しておくために必要な装置です。ストレージは容量が多ければ多いほど様々なデータをより多く長く保存しておくことが可能です。パソコンの場合はより大量のデータを保管したい場合は外付けHDDなどでストレージを増やすことが可能です。また、スマホなどの場合もSDカードなどを利用すればストレージを拡大することができます。

メモリとは

ストレージを「補助記憶装置」ですが、それに対してメモリは「主記憶装置」と呼ばれています。

メモリには基本的に、データを一時的に保管しておくという役割があります。永続して保管する役割を持つストレージと異なりあくまでも一時的な保管なので、パソコンやスマホなどの電源を切ってしまうとデータが消えてしまうことになります。

ただ、メモリの場合もストレージと同じく容量は多い方が便利です。一度に多くの一時データを保存しておくことができるので、作業をスムーズに行うことができます。

ストレージも買取可能?

ストレージは不要になった場合、買取は可能なのでしょうか。ここでは、ストレージの種類について解説とそれぞれの買取相場、そして法人利用のストレージを買取に出す場合の注意点、買取業者選びのコツなどについて詳しく解説します。

ストレージの種類別買取相場

現在、一般的に多くのシーンで使用されているストレージには、主にHDD・SSD・SDカード・USBフラッシュメモリと4つの種類があります。今回は、この4種類のストレージについて、特徴と買取相場をご紹介します。

HDDの買取相場

個人・法人共に、一般的に利用されることが多いのがHDD(ハードディスクドライブ)です。大容量で比較的低コストなので、多くのデータを保管する必要がある場合にとても重宝します。

HDDの買取相場は、買い替えや増設などのために需要が高いため、比較的高額になっています。未使用4TBで6,000円程度、10TB以上のものなら7,000円程度で取引がされています。ただ、中古のHDDはいつ寿命が来るかわからないため、買取可能なHDDは限られているという問題はあります。

SSDの買取相場

SSD(ソリッドステートドライブ)は、半導体メモリを搭載したストレージです。HDDよりも読み込み・書き込みを高速で行うことができるため、法人利用などで人気を集めています。また、衝撃に強いというメリットもあり、年々需要が拡大しています。

SSDの買取相場は幅広くなっています。100GB程度の容量の少ないものの場合は700円程度ですが、容量が大きければ大きいほど買い取り額も上がります。平均して7,000~10,000円以上になる場合が多いようです。

SDカードの買取相場

スマホの外部ストレージとしても活用されているSDカード。機能性が高く、容量が多いものや高速でデータ保存ができるものなど、様々なタイプのSDカードが販売されています。

SDカードの買取相場は、買取業者やSDカードのメーカーによって大幅に変わってきます。平均的に512GB程度のものなら4,000~5,000円程度が相場で、16GBなどの容量の少ないものでも100~200円にはなりますが、大幅に違いが出るので査定・見積もりが重要になります。

USBフラッシュメモリの買取相場

USBフラッシュメモリは、持ち運び・取り付けが便利でビジネスシーンでも役立つストレージのひとつです。パソコンで使用する場合が多く、様々な企業で取り入れられていますが、小さくて携帯しやすい分紛失や盗難などの危険性も高いため、利用を禁止している企業もあります。

USBの買取相場は、SDカードと同様に買取業者やメーカーなどによって異なります。16~32GB程度の容量の少ないものなら100円程度が相場ですが、256GBなら1,000円程度の買取査定額がつく場合もあります。一方、高速で書き込み可能など機能性の高いものなら64GB程度でも1000円以上になる場合もあります。

また、USBフラッシュメモリの場合、デザイン性の高い製品も一般に流通しているため、アーティストやアニメなどとのコラボ商品などプレミアのついたデザインの製品の場合は買取相場が高くなる傾向にあります。

法人利用の場合はデータ消去の問題が

法人利用のストレージの場合、買取に出す前の準備として特に重要なのが、データを消去しておくことです。

法人利用のストレージには膨大な情報が書き込まれています。そのデータの中には大切な取引先や顧客の個人情報や機密情報が含まれている可能性もあり、正しい処理をしておかなければ情報漏洩の危険性があります。機密情報の流出は企業の信頼にも関わり、法的な責任も伴う重篤な過失です。

また、きちんとデータ消去を行ったつもりでも、データ復元ツールを使えば復元できてしまう場合もあります。さらに、業者にデータ消去を依頼したとしても本当に信用できる業者でない限りデータ消去が充分でないまま買取に出されてしまうという可能性もあるのです。

データ消去、買取or廃棄まで一括対応可能な業者がおすすめ

データ消去を業者に依頼する場合、買取とは別の業者に依頼する場合が多いかもしれません。しかしそうなると別途で料金がかかってしまい、結果的に買取金額よりもデータ消去などの手数料の方が高くついてしまう可能性があります。

また、データ消去を依頼した業者が十分なデータ消去を行わずに買取業者にストレージを引き渡してしまい、個人情報が流出してしまったという過去の事例もあります。

ストレージの買取をお考えなら、データ消去から買取までをワンストップでまとめて対応する業者がおすすめです。アンラック作業や撤去作業、運搬、データ消去や買取などをまとめて行うことによって、無駄な作業を減らすことができるため、コストを抑えることにつながります。また、作業が煩雑になる心配もないため安心してすべての作業を任せることが可能です。

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アクシスコンピューテックでは各種ストレージの買取も行っています。HDD・SSD・USBフラッシュメモリなど、主要なストレージを適正価格で買い取り致します。

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