コラム

HP保守延長サービスとは?HP保守終了後の延長はアクシスコンピューテックへ

オフィス機器の保守契約が終了となったとき、あなたの会社ではどのように対応されていますか?例えばHPなど、保守延長サービスがあるメーカーの場合は、保守期間を延長することもあるかもしれません。ですが、HPなどメーカーの保守延長サービスには期限があります。ここでは、HPが提供している保守延長サービスについて、保守延長の期間や申し込むタイミング、HPの保守延長サービス終了後はどうすれば良いかなどについて、詳しくご紹介します。

HPの保守延長サービスとは

HPとは、サーバーやパソコンなど、企業向けのハードウェアを製造販売しているアメリカの企業ヒューレット・パッカード (Hewlett-Packard Company)のことで、2015年に分社化し、現在はヒューレット・パッカード・エンタープライズ (Hewlett Packard Enterprise, HPE)となっています。
HPでは、ハードウェアの保証期間や保守契約の期間が終了する場合に、その期間を延長できるサービスを提供しています。

HPポストワランティサービスとは

HPのポストワランティサービスとは、ハードウェア製品の保証期間や保守契約期間が終了する場合に、1年間(2年パッケージの場合は2年間)保証期間が延長できるサービスのことです。
一般的に、ハードウェア製品の保証期間終了後に何らかの不具合が生じた場合、修理にかかる費用は全額負担しなければなりません。修理には高額な費用や時間がかかるケースも多いため、特に企業で使用するサーバーやパソコンにおいて保守は必須とされています。
HPのポストワランティサービス(保守延長サービス)を申し込むことで、突発的な修理費用の負担や故障による業務への悪影響が予防できるため、ハードウェア製品の保証期間終了後も安心して利用したい、保守契約期間終了後も継続して利用したいという企業におすすめです。

HPポストワランティサービス対応製品

HPのポストワランティサービス(保守延長サービス)の対象となる製品は次のとおりです。

  • デスクトップ
  • ノートブック
  • タブレット
  • ワークステーション
  • シンクライアント
  • rPOS
  • モニター

サービス対応時間は土日対応、即日対応など、オプションにて選択ができます。

HPポストワランティサービスの価格・購入方法

ポストワランティサービスの価格は、製品1つにつき4,500円から35,100円と幅広く、ハードウェア製品の種類によって異なります。また、休日対応の有無や対応スピード、HD返却の有無などのオプションによっても変わってきますので、詳細はHPのウェブサイトにてご確認ください。

HPの保守延長サービスを申し込むタイミングと契約期間

HPが提供するポストワランティサービス(保守延長サービス)は、対象となる製品の保証期間が終了する90日前から申し込むことができます。保守延長サービスの利用開始日は、対象となる製品の保証期間終了日の翌日からです。
また、保守延長サービスの利用期間は、対象となる製品の保証期間終了日の翌日から1年間、2年パッケージの場合は2年間となります。

HPの保守延長サービスはいつまで?

HPによるサポートはポストワランティサービス(保守延長サービス)の契約満了日をもって終了となりますので、HP日本のウェブサイト(ポストワランティサービス終了日確認サイト)にて契約満了日を確認しておく必要があります。ウェブサイトに登録がないハードウェア製品の場合においては、販売終了から原則5年後がポストワランティサービスの終了日となります。

EOSLとは?HPの保守延長期間終了後のリスク

HPのポストワランティサービス(保守延長サービス)を利用する場合であっても、考えなくてはならないのが、保守延長サービス期間が終了した後の対応です。個人で使用するパソコンやサーバーの場合、メーカー保証期間が終了した後も使い続け、故障した場合は「仕方がなかった」で済ませる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これが企業となると大きなリスクを抱えることになります。

EOSLとは

EOSLとは、「End Of Service Life」といって、メーカーが製品の保守・修理・問い合わせなどのサポートを終了すること、ハードウェア製品の生産自体を終了させることなどをいいます。HPの保守延長サービスに限らず、どのメーカーの製品であっても、EOSLを迎えた製品は、そのメーカーの保守やサポートが受けられなくなります。
ハードウェアは意外と繊細な機器です。特に、EOSLを迎えたハードウェア製品が温度や湿度、振動などの影響により故障してしまった場合、企業にとっては様々なリスクが考えられます。

メーカー保守終了後に考えられるリスク

多くの企業では、サーバーやパソコンに、重要な情報やシステムを保管し、業務に使用していますよね。サーバーやパソコンの突然の故障により、会社の機密情報や大事な顧客情報、会計情報が取り出せなくなってしまう、またはシステムダウンにより業務自体が止まってしまうということも考えられます。
メーカーサポートが受けられないことから自社で部品交換やハードウェアの交換修理を試みる場合、よく注意しなければ、大切なデータを棄損・消滅させてしまうリスクもあります。また、ハードディスクを交換する際は、情報漏洩リスクについても考慮しなければなりません。交換したハードディスクをむやみに破棄してしまうことで、自社の情報はもちろん、顧客名簿やお客様の情報が漏洩してしまうリスクも考えられるのです。金銭的な損害はもちろん、個人情報の漏洩を起こしてしまうと、社会的信用を一瞬で失うことになります。
さらに、生産終了後の製品については、メーカーに部品の在庫が無いというケースも少なくなく、高額な修理費用を支払ったとしても、メーカーが修理を受け付けないという場合も考えられます。

HPの保守延長サービス終了後はどうすればいい?

では、HPの保守延長期間が終了してしまいサポートが受けられなくなったけれども、引き続き製品は使っていきたい、リスクは出来るだけ回避して出来ればサポートも受けたい…、そんな時はどうすれば良いのでしょうか?
EOSLを迎えた製品について、HPなどのメーカーに修理やサポートの相談をする場合、ほとんどのメーカーは新製品の購入をすすめてくるでしょう。ですが、パソコンやサーバーなど、決して安くはないハードウェア製品ですから、まだまだ利用できる製品の買い替えに抵抗を感じる企業は少なくありません。企業としては、もちろん出来るだけコストを抑えたいのが本音ですよね。

EOSL(第三者保守サービス)とは

実は、EOSLにはもうひとつ意味があります。それは、「Extension Of Service Life」。EOSLを迎え、メーカー保守契約期間が終了した後の製品を、メーカー以外の第三者がサポートする保守代行サービスのことです。
メーカー保守延長サービス期間が終了した後の製品については、第三者が提供する保守サービスを利用し、サポートを受けることで、製品を安心して使い続けることが可能です。また、サーバーやパソコンを中古で購入した場合についても、EOSL(第三者保守サービス)の利用がおすすめです。メーカー以外の第三者が提供する保守サービスであれば、中古ハードウェアであっても、適切なメンテナンスや修理、部品の交換などの対応が可能です。

EOSLはアクシスコンピューテックへ

アクシスコンピューテックでは、HPをはじめメーカー保守の延長期間が終了したハードウェア製品のEOSL(第三者保守)サービスを提供しています。さらに、製品の保守だけでなく、製品の導入から不要になった製品の買取や撤去、データ消去などをワンストップで御支援します。ハードウェアを含むコンピューター機器に関する様々なサービスをワンストップで提供することにより、大幅なコスト削減が可能です。
メーカー保守延長サービス終了後のEOSL並びにコンピューター機器に関するご要望は、アクシスコンピューテックにお任せください。まずはお気軽にお問い合わせください。