コラム

第三者保守とは?第三者保守のメリットと依頼するときの注意点

コンピュータ機器を使用しているほとんどの企業で必要になるのがコンピュータ機器のメンテナンス。社内で行うのが一般的ではありますが、最近一般的になりつつあるのが社内やメーカーによるサポート以外を指す第三者保守です。ここでは、効率的なコンピュータ機器のメンテナンスを目指すなら知っておきたい、第三者保守の基礎を詳しく解説いたします。

第三者保守とは?

第三者保守とは、社内のスタッフやコンピュータ機器のメーカーに代わり、第三者が行うコンピュータ機器の保守サービスを指す言葉です。
メーカーの保証期間を過ぎてしまったコンピュータ機器は、万一故障やシステムの不具合が生じてしまった場合などに適切な修理やメンテナンスを受けられない可能性が高くなります。社内のコンピュータ機器やシステムに詳しいスタッフをシステム保守担当に割り振ったとしても、さすがに対応できるトラブルには限度があるのが現実です。機器のメーカーによるサポートが受けられなくなってしまうと、早急に機器を買い替えない限り業務に支障が出てしまいます。
早急に機器を買い替えることができれば問題ありませんが、現実はそうはいきません。費用面や新しいコンピュータ機器との交換・リプレースなど、時間や手間を割かなければならない点は数多くあります。時間や手間がかかればかかるほど、その間業務に遅れが生じてしまうのです。
メーカーによる保証期間が過ぎてしまった機器の急な故障などにも柔軟に対応してくれるという点から、第三者保守には非常に大きなメリットがあると考えられます。

第三者保守のメリット

ここからは、第三者保守のメリットを詳しく知っていきましょう。社内で使用しているコンピュータ機器のサポートに不安がある担当者の方は、是非チェックしてみてください。

メーカー保守が期限切れになったコンピュータ機器が利用できる

第三者保守の大きなメリットとしては、メーカーによる保守保証期限が過ぎてしまったコンピュータ機器を引き続き使用できるという点があります。
コンピュータ機器には、EOSLというものがあります。EOSLとは、「End Of Service Life」の略で、文字通りコンピュータ機器のサービス期間を指す言葉です。たとえまだ正常に使用できるコンピュータ機器であったとしても、システムに不具合が生じてしまった場合の迅速な復旧などに不安が残るため、リプレースを余儀なくされてしまうのが現状です。
第三者保守を利用する事によって、正常に使用できるメーカー保証期限切れのコンピュータ機器を引き続き使うことができます。

コンピュータ機器を買い替えるタイミングを調整できる

コンピュータ機器を使用していると、予期せぬタイミングで不具合が生じ、迅速なリプレースが難しくなってしまう可能性があります。使い続けてきた機器が故障してしまい、修理を依頼しようと考えた時には機器のメーカー保証期間を過ぎていて修理が受けられなくなってしまった、というようなトラブルの可能性も幾らでも考えることができます。
そのような場合に、新しいコンピュータ機器と買い替えをするまでの“つなぎ”として、第三者保守を利用することも可能です。コストや時間などの都合がつけられるまでの間、メーカーや社内スタッフ以外の第三者に機器の修理やメンテナンスなどの保守を委託し、コンピュータ機器を問題なく使い続けられるよう調整していくこともできるのです。

使い慣れたコンピュータ機器を使い続けられる

コンピュータ機器はモデルが変わるごとにアップデートされていきます。利便性や性能は高くなっていきますが、使い慣れた機器と使い方が異なってしまうと、使いこなせるようになるまで業務に支障が出てしまうこともあるかと思います。まだ正常に使用できる、使い慣れたコンピュータ機器を買い替えたくないという場合もあるでしょう。
そのような場合に、第三者保守を利用することによって、使い慣れたコンピュータ機器を引き続き使い続けることが可能になります。新しいコンピュータ機器に対応できる程度の余裕が業務に設けられるようなタイミングになるまで、第三者保守によって使い慣れたコンピュータ機器を保守点検することが可能になります。

第三者保守を依頼するときの注意点

メリットが豊富な第三者保守ですが、業者に依頼する際には数点の注意点を意識する必要があります。これからご紹介する注意点を意識して、信頼できる業者に第三者保守を委託するようにしましょう。

対応スピードが速い業者を選ぶ

コンピュータ機器の不具合はいつ生じるかわかりません。迅速に対応し、システム復旧や障害の改善に努めない限り、業務への支障が大きくなってしまいます。コンピュータ機器やシステムの不具合への対応の遅れは、そのまま業務の遅れへと繋がってしまうのです。
第三者保守を委託する業者を選ぶ際には、対応スピードが速い業者を選ぶようにしましょう。メールで質問などをしてもなかなか返信がこず、来ても1週間後などといった業者では、いざという時の対応に不安が残ります。丁寧で迅速な対応をしてくれるか否かをまず最初に考えましょう。

見積もりを適正価格で提示してくれる業者を選ぶ

第三者保守に関しては、コストも重要になります。社内でのリプレースなどに対するコスト削減などの目的で第三者保守を委託したのに、コストを抑えられないのでは意味がありません。
とはいえ、あまりに安い費用の業者では適切な対応をしてもらえるのか不安かと存じます。コストを抑えること以上に、適切で迅速な対応を行ってくれる業者を選ぶことが重要になります。見積もりを適正価格で行ってもらえるような業者を選ぶようにしましょう。
見積もりを無料で行ってくれる業者を選ぶのもコツのひとつです。

システムリニューアルを軽率に進めてこない業者を選ぶ

軽率にシステムリニューアルを進めてくる業者にも注意が必要です。既存システムのプログラムに不具合の原因となりそうな点が数多くあり、修正するために膨大な費用や手間がかかってしまうという場合にはリニューアルが必要になります。
障害を予防するためにシステムリニューアルが必要な場合もありますが、現状のシステムで十分利用にかなう場合も大いにあります。現在のコンピュータ機器やシステムの状況がどのような状態であるかもチェックしないうちからリニューアルを薦めるような業者では、余計なコストがかかってしまう場合もあります。
現状のコンピュータ機器やシステムの状況を聴き取り、それに合わせたプランを提示してくれるような業者を選ぶようにしましょう。

第三者保守ならアクシスコンピューテックへお任せください

第三者保守は、コンピュータ機器の使用が欠かせない企業において救世主となる可能性のある仕組みです。上手に活用することでコストや手間の削減など、企業にとってとても合理的な効果が期待できます。
メーカー保証期間を過ぎてしまったコンピュータ機器を使用し続けることが可能になる第三者保守を、システム保守のもう一つの選択肢に入れてみることをおすすめします。
第三者保守を本格的にお考えの際にはアクシスコンピューテックへご相談ください。コンピュータ機器の販売・買取やメンテナンスサービスなどを通してこれまで培ってきた技術を生かし、お客様のコンピュータ機器を丁寧にメンテナンスいたします。
第三者保守をお考えの場合はアクシスコンピューテックへご相談くださいませ。